2008.03.31
吉村昭『炎のなかの休暇』を読んだ
2008.03.31
ある少女からのメール
いつものようにうんざりしながらスパムメールを削除していたら、マウスを操作する指がふと止まった。
見覚えのある名前が目に飛び込んできた。
携帯から送られたと思われる僅か2行の言葉の奥を測りかねている。
見覚えのある名前が目に飛び込んできた。
携帯から送られたと思われる僅か2行の言葉の奥を測りかねている。
2008.03.30
家
2008.03.29
サクラサク
2008.03.29
子どもたちに本を買った
4月から2年生の子どもたち。
活字を追う力が随分備わったようで、絵本だとすぐに読み終わってしまう。
想像力を養う意味では、絵を味わいながら1冊1冊をもっとじっくり読んでもらいたいのだが、妻と図書館に出掛けるとたいてい20冊くらい借りてきて、帰宅するやいなや一心に読み耽り、あっと言う間に片付けてしまう。
だったら簡単には終われない本をと思い、小学校中高学年向けの「小説」を買い与えてみたのだが・・・。
3時間ほどで読破されてしまった。
あまりに早いので、実は所々読み飛ばしているに違いないと睨んでいる。
もう1冊買ったが、息子が寝室に持って行った。
活字を追う力が随分備わったようで、絵本だとすぐに読み終わってしまう。
想像力を養う意味では、絵を味わいながら1冊1冊をもっとじっくり読んでもらいたいのだが、妻と図書館に出掛けるとたいてい20冊くらい借りてきて、帰宅するやいなや一心に読み耽り、あっと言う間に片付けてしまう。
だったら簡単には終われない本をと思い、小学校中高学年向けの「小説」を買い与えてみたのだが・・・。
3時間ほどで読破されてしまった。
あまりに早いので、実は所々読み飛ばしているに違いないと睨んでいる。
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もう1冊買ったが、息子が寝室に持って行った。
2008.03.29
またまた、またまた買った
2008.03.28
『赤い長靴』を読んだ
江國香織、という名前は、それが既に1つのジャンルだ。
江國香織の文体は、影響力という点において村上春樹と並ぶ。
そんなことはどうでもいいが。
『赤い長靴』を読み進めながら、私は激しい焦燥感に襲われた。
ああ、じれったい。
気取ってないで早く別れてしまえ。
どうしてそこでくすくす笑うんだよ?
どうしてそこでぶち切れない?
と、苛々。
これでは、夫婦という状態は維持できても、夫婦生活は一向に積み上がらない。
2人とも、いつでもリセットできる身構えなのだから。
いや待て。
夫婦という状態を維持するのが夫婦、ということか。
江國香織の文体は、影響力という点において村上春樹と並ぶ。
そんなことはどうでもいいが。
『赤い長靴』を読み進めながら、私は激しい焦燥感に襲われた。
ああ、じれったい。
気取ってないで早く別れてしまえ。
どうしてそこでくすくす笑うんだよ?
どうしてそこでぶち切れない?
と、苛々。
これでは、夫婦という状態は維持できても、夫婦生活は一向に積み上がらない。
2人とも、いつでもリセットできる身構えなのだから。
いや待て。
夫婦という状態を維持するのが夫婦、ということか。
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2008.03.27
2008.03.27
午後3時の怒り
朝から仕事で不快なことがあり、怒りを鎮めるのに半日かかった。
いや、まだきちんと鎮まってはいないのだが。
経緯はこうだ。
一昨日、新入社員研修を企画している部署の担当者から、宿泊研修で1コマ(60分)請け負ってもらえないかとの要請があった。
私は、今の職務をやる直前まで3年間社員教育を兼務していた。つまり前任者である。そういうこともあって私にお鉢が回ってきたのだろう。
彼からはこんな風に依頼があった。
「宿泊研修2日目の午前中にどうしても埋まらない時間があるので、お願いできないか」と。
一瞬躊躇ったが、彼が困っていることはよく分かったし、私でよければ一肌脱ごうと申し出た。テーマについて、その時点では特に話さなかった。
昨日、私なりに考えたテーマを伝えたところ、今朝になってそのテーマではお願いできないのでお断りする、との連絡が来た。
お断りする?
その言い方は違うだろう。
お願いしてきたのはあちらで、私はそれに応じようとしただけである。
依頼者側としては、今私が担当している職務に関連したものを講義して欲しかったのに対し、私が「ものの見方、考え方」と題して、広く社会人として求められる能力を涵養する内容を提示したことで食い違いが生じたらしい。
法的思考力の土台になるのは、柔軟で多様な発想です。
もちろんそれは、法務に限らずすべての仕事に通じることでしょう。
視点を変えて、立場を変えて、色々な考え方やものの見方を相互に学ぶ。
新人がとっつき易い教材を使ってそんな感じの講義をする予定でしたが、
そういうことであればこちらからお断りします。
そんなメールを返した。
いや、まだきちんと鎮まってはいないのだが。
経緯はこうだ。
一昨日、新入社員研修を企画している部署の担当者から、宿泊研修で1コマ(60分)請け負ってもらえないかとの要請があった。
私は、今の職務をやる直前まで3年間社員教育を兼務していた。つまり前任者である。そういうこともあって私にお鉢が回ってきたのだろう。
彼からはこんな風に依頼があった。
「宿泊研修2日目の午前中にどうしても埋まらない時間があるので、お願いできないか」と。
一瞬躊躇ったが、彼が困っていることはよく分かったし、私でよければ一肌脱ごうと申し出た。テーマについて、その時点では特に話さなかった。
昨日、私なりに考えたテーマを伝えたところ、今朝になってそのテーマではお願いできないのでお断りする、との連絡が来た。
お断りする?
その言い方は違うだろう。
お願いしてきたのはあちらで、私はそれに応じようとしただけである。
依頼者側としては、今私が担当している職務に関連したものを講義して欲しかったのに対し、私が「ものの見方、考え方」と題して、広く社会人として求められる能力を涵養する内容を提示したことで食い違いが生じたらしい。
法的思考力の土台になるのは、柔軟で多様な発想です。
もちろんそれは、法務に限らずすべての仕事に通じることでしょう。
視点を変えて、立場を変えて、色々な考え方やものの見方を相互に学ぶ。
新人がとっつき易い教材を使ってそんな感じの講義をする予定でしたが、
そういうことであればこちらからお断りします。
そんなメールを返した。
2008.03.27
鍵はあった
2008.03.27
またまた買ってしまった
2008.03.26
2008.03.26
鍵を失くした
鍵を失くした。
家の鍵、車の鍵、実家の鍵。
束ごと、まるごと全部。
確か、コートの右ポケットに突っ込んで出掛けたはずだ。
どこで落としたのだろう。
電車の中?
お昼を食べた店?
出張先のホテルの会議室?
明日当たれるだけ当たってみて、ダメだったら合鍵を拵えるしかない。
ひどく落ち着かない。
家の鍵、車の鍵、実家の鍵。
束ごと、まるごと全部。
確か、コートの右ポケットに突っ込んで出掛けたはずだ。
どこで落としたのだろう。
電車の中?
お昼を食べた店?
出張先のホテルの会議室?
明日当たれるだけ当たってみて、ダメだったら合鍵を拵えるしかない。
ひどく落ち着かない。
2008.03.26
時速16キロの女
ラレーでの帰り道、信号待ちをしていたら、ベージュのスプリング・コートを羽織った軽やかな女性が目に留まった。
活き活きとしているのが、3メートル離れていても伝わってきた。
信号が青に変わった。と同時に彼女が猛ダッシュ!
茶のロングブーツではさぞかし走り辛かろうと思いきや、速い速い。
歩道と車道でしばらく並走する格好になった。
ラレーの速度計を確かめたら、なんと時速16キロを超えていた。
きっと彼氏の待つところへ急いでるんだね?
転ばんようにね。
活き活きとしているのが、3メートル離れていても伝わってきた。
信号が青に変わった。と同時に彼女が猛ダッシュ!
茶のロングブーツではさぞかし走り辛かろうと思いきや、速い速い。
歩道と車道でしばらく並走する格好になった。
ラレーの速度計を確かめたら、なんと時速16キロを超えていた。
きっと彼氏の待つところへ急いでるんだね?
転ばんようにね。
2008.03.26
孤独の地下鉄
地下鉄の駅を歩いていた。
前方に杖をついた老婆が、よろっ、よろっ、と歩いていた。
右に目をやったら、片腕のない男が歩いていた。
左に目をやったら、片目のない少女が歩いていた。
後ろを振り返ったら、頭に包帯を巻いた青年が歩いていた。
周りをぐるりと見渡すと、誰もが体のどこかしらに障害を抱えていた。
五体満足なのは私きりか。
不意に後ろから肩を叩かれた。
「心配することはない。あんただって立派な仲間だよ」
前方に杖をついた老婆が、よろっ、よろっ、と歩いていた。
右に目をやったら、片腕のない男が歩いていた。
左に目をやったら、片目のない少女が歩いていた。
後ろを振り返ったら、頭に包帯を巻いた青年が歩いていた。
周りをぐるりと見渡すと、誰もが体のどこかしらに障害を抱えていた。
五体満足なのは私きりか。
不意に後ろから肩を叩かれた。
「心配することはない。あんただって立派な仲間だよ」
2008.03.24
購入本
2008.03.24
寺山修司
2008.03.23
こんな本があったのか・・・
2008.03.23
間取図(私案)
2008.03.23
覚醒
2008.03.22
傷心サイクリング
早いものであれから4日経った。
いくら強がっても心の空洞はそう易々とは埋まらない。
ずしりと重くのしかかる妻への背信。
せめて誰かに告白し、深く懺悔したい。
H先生しかいない。
50キロ離れた病院を目指して黙々と走った。


13年前の春、私はこの病院に1ヶ月間入院した。
年明け早々に阪神・淡路の大震災が起き、3月には地下鉄サリン事件が起きたあの忌まわしい1995年の出来事だ。
受付でH先生を請うと、生憎今日は不在とのこと。
けれども特に落胆することはなかった。
約束をして来たわけじゃない。
ここへ辿り着くまでの間、ペダルを踏みながら徐々に徐々に、私はあの頃の自分を思い出していった。それだけで十分だった。
病棟に足を踏み入れた。
春うららかな土曜日の午後。
食堂横の休憩ロビーへ行くと、入院患者さんたちが集まって思い思いのひと時を過ごしていた。
その中に混じってソファの一隅に腰を下ろした。
コーナーに置かれた大型テレビは高校野球を映し出している。
隣には独り言を呟くお年寄り。
後ろには呆然と佇立する痩せこけた老婆。
斜向かいには焦点の定まらぬ目を大きく見開いた青年。
弛緩した体を持て余すかのようにうな垂れた中年男は私と同世代か。
喫煙所では頭髪の薄れた男が背中を丸めて煙を吐いている。
テレビのアナウンサーが大声を発した。デッドボールだ。
だが、テレビのこちら側にいる人々は誰も何も反応しない。
看護士詰め所のカウンター越しに、さっきから1人の男が叫び続けている。
「眠れないんだよー、眠れないんだよー、ぜんぜん眠れないんだよー」
あのとき世話になった部屋の前に来た。一瞬体が強張った。
そう言えば病棟と病棟の間にあるこのスペースで花を育てるように指導された。
治療の一環だったのだろう。
だが私はそれを拒絶した。
違う、違う、違う!

帰り道で、とても素晴らしい菜の花の群生を見つけた。
何枚も何枚も写真を撮った。
黄色は人を狂わす色だ。






久々に100kmを超えた。
いくら強がっても心の空洞はそう易々とは埋まらない。
ずしりと重くのしかかる妻への背信。
せめて誰かに告白し、深く懺悔したい。
H先生しかいない。
50キロ離れた病院を目指して黙々と走った。


13年前の春、私はこの病院に1ヶ月間入院した。
年明け早々に阪神・淡路の大震災が起き、3月には地下鉄サリン事件が起きたあの忌まわしい1995年の出来事だ。
受付でH先生を請うと、生憎今日は不在とのこと。
けれども特に落胆することはなかった。
約束をして来たわけじゃない。
ここへ辿り着くまでの間、ペダルを踏みながら徐々に徐々に、私はあの頃の自分を思い出していった。それだけで十分だった。
病棟に足を踏み入れた。
春うららかな土曜日の午後。
食堂横の休憩ロビーへ行くと、入院患者さんたちが集まって思い思いのひと時を過ごしていた。
その中に混じってソファの一隅に腰を下ろした。
コーナーに置かれた大型テレビは高校野球を映し出している。
隣には独り言を呟くお年寄り。
後ろには呆然と佇立する痩せこけた老婆。
斜向かいには焦点の定まらぬ目を大きく見開いた青年。
弛緩した体を持て余すかのようにうな垂れた中年男は私と同世代か。
喫煙所では頭髪の薄れた男が背中を丸めて煙を吐いている。
テレビのアナウンサーが大声を発した。デッドボールだ。
だが、テレビのこちら側にいる人々は誰も何も反応しない。
看護士詰め所のカウンター越しに、さっきから1人の男が叫び続けている。
「眠れないんだよー、眠れないんだよー、ぜんぜん眠れないんだよー」
あのとき世話になった部屋の前に来た。一瞬体が強張った。
そう言えば病棟と病棟の間にあるこのスペースで花を育てるように指導された。
治療の一環だったのだろう。
だが私はそれを拒絶した。
違う、違う、違う!

帰り道で、とても素晴らしい菜の花の群生を見つけた。
何枚も何枚も写真を撮った。
黄色は人を狂わす色だ。






久々に100kmを超えた。
2008.03.21



















